サファイアのお話✨その5

投稿者: | 2022年9月27日

ジュエリーマナーの時間です!

今月は9月の誕生石、サファイアのお話です。

 

昨日のお話の続きですが、

ブルーサファイアを購入するときの主な「原産地」の特徴を簡単に紹介しますと、

 

スリランカ産

ブルーサファイアの産地として、最も長い歴史を持ちます。

少し紫がかった上品な色相は、世界中で多くのファンを持ちます。

イギリス王室のブルーサファイアもスリランカ産のものです。

 

ミャンマー産

ルビーの産地として有名ですが、以外にもブルーサファイアの産出は、ルビーの10分の1程度しかありません。

濃い青色は、「ロイヤルブルー」と呼ばれ、希少性の高いことも手伝って、大変高価になります。

 

マダガスカル産

ブルーサファイアの産地として、比較的新しい産地です。

中にはスリランカ産と良く似たものもあり、スリランカ産よりもリーズナブルなので、

人気が上がってきています。

 

モンタナ<アメリカ)産

淡い色調のものが多く、「ウォーターサファイア」とも呼ばれています。

価格もリーズナブルなので、若い方に人気です。

涼しげな宝石なので、猛暑には良いかも。

 

オーストラリア産

グリーンサファイアの産地なので、緑がかったものが多いようです。

濃青色で、大粒のものがあります。

 

パイリーン(カンボジア)産

濃く透明度の高い青色。

スリランカ産、ミャンマー産と比較してリーズナブル。

 

等々、まだまだありますが、この辺で…

希少性や、人気度によって、原産地によって、ブルーサファイアの価格は異なりますが、

大切なのは、自分の好きな色相であることです。

色々見て、お気に入りのブルーサファイアを見つけて下さいね!

 

でもここで、一つとびきりの産地をご紹介します。

それは、「カシミール産」のブルーサファイア。

インドとパキスタンの国境付近で、ここで産出するブルーサファイアは、

「コーンフラワーブルー」と呼ばれる、特徴的な青色を示します。

コーンフラワーとは矢車草のことです。似たことありますか?

私は祖母の家の庭に咲いていて、このことを知ってから、これがコーンフラワーなのだと知りました。

 

 

別名、「ベルベッティーブルー」と呼ばれていて、

個人的には、こちらの方が分かりやすいでしょうか。

ベルベットのような、中から浮き上がってくるような輝きが魅力的です。

実は、インクルージョンの効果で、ムーンストーンと同じような効果が出ているということが、

最近の研究で分かったようです。

 

100年前に産出していたのですが、

最近は、紛争地帯であることも手伝って、高品質のものは、ほとんど産出していません。

100年前のアンティークで見ることのできる、ほぼ幻にブルーサファイアです。

価格もぐっと高くなります。

 

私もスリランカで沢山のサファイアを見せて頂きました。

大好きな宝石のひとつです💖

 

 

まだまだブルーサファイアの魅力は奥が深いですね❣

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