ジュエリーマナーの時間です!
今月は10月の誕生石、オパールのお話です。
オパールの種類
鉱物学的には、「オパール」は、主成分がケイ酸の非晶質(結晶ではない)のもの。と定義されます。
大部分が結晶である宝石の中では、かなり異質な存在になります。
つまり、遊色効果(play of color)を示すかどうかは、オパールの決め手ではありません。
実際、遊色効果を示さないオパールも存在します。
遊色効果を示さないオパールは、「コモンオパール」、
遊色効果を示すオパールは、「プレシャスオパール」と呼ばれて、区別されています。
それぞれのオパールの中にも、様々な種類が存在します。
宝石名 | 主な原産地 | |
プレシャスオパール | ブラックオパール | オーストラリア |
ホワイトオパール | ||
ボルダーオパール | ||
ファイヤーオパール | メキシコ・エチオピア | |
ウォーターオパール | メキシコ | |
母岩付オパール | ||
コモンオパール | ブルーオパール | ペルー |
ピンクオパール | オーストラリア | |
イエローオパール | タンザニア | |
ファイヤーオパール | メキシコ |
最も希少で価値で、価値のあるのが、オーストラリア産のブラックオパールです。
母体の色が真っ黒のものは希少で、あまり薄いグレーのなると、
ブラックとは呼ばれず、ただの「オパール」になってしまいます。
遊色効果の出方も、オパールによって、全く異なり、
天然の宝石は全て、2つとして同じものがない唯一の存在ですが、
中でもオパールは、その特徴が顕著に表れる宝石です。
一般的には、赤色の効果が良く出ていて、それぞれの柄が大きくはっきり分かるものが
高く評価されているようです。
皆さんも、色々なオパールを見比べて見て下さい。
その多様な表情に、きっと驚かれると思います。