オパールのお話✨その3

投稿者: | 2022年10月17日

 

ジュエリーマナーの時間です!

今月は10月の誕生石、オパールのお話です。

 

オパールの種類

 

鉱物学的には、「オパール」は、主成分がケイ酸の非晶質(結晶ではない)のもの。と定義されます。

大部分が結晶である宝石の中では、かなり異質な存在になります。

 

つまり、遊色効果(play of color)を示すかどうかは、オパールの決め手ではありません。

実際、遊色効果を示さないオパールも存在します。

 

 

遊色効果を示さないオパールは、「コモンオパール」、

遊色効果を示すオパールは、「プレシャスオパール」と呼ばれて、区別されています。

それぞれのオパールの中にも、様々な種類が存在します。

 

宝石名 主な原産地
プレシャスオパール ブラックオパール オーストラリア
ホワイトオパール
ボルダーオパール
ファイヤーオパール メキシコ・エチオピア
ウォーターオパール メキシコ
母岩付オパール
コモンオパール ブルーオパール ペルー
ピンクオパール オーストラリア
イエローオパール タンザニア
ファイヤーオパール メキシコ

 

最も希少で価値で、価値のあるのが、オーストラリア産のブラックオパールです。

母体の色が真っ黒のものは希少で、あまり薄いグレーのなると、

ブラックとは呼ばれず、ただの「オパール」になってしまいます。

 

遊色効果の出方も、オパールによって、全く異なり、

天然の宝石は全て、2つとして同じものがない唯一の存在ですが、

中でもオパールは、その特徴が顕著に表れる宝石です。

一般的には、赤色の効果が良く出ていて、それぞれの柄が大きくはっきり分かるものが

高く評価されているようです。

 

皆さんも、色々なオパールを見比べて見て下さい。

その多様な表情に、きっと驚かれると思います。

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