ジュエリーマナーの時間です!
今月は10月の誕生石、オパールのお話です。
オパールの美しさの秘密
大自然がオパールに与えた美しい輝き。
「遊色効果」もしくは「プレイ・オヴ・カラー」。
では、この遊色効果は、どのようにして生まれるのでしょうか?
それは、オパールの構造と関係があります。
オパールを電子顕微鏡で観察すると、小さな球状の粒子が規則正しく集合していることが分かります。
この粒子は、二酸化ケイ素(シリカ:SiO2)です。
それぞれの粒子によって光の回折(光が曲がって進む現象)が起こり、その結果、部分的に同じ色の光が集中することになり、虹色に見えるようになるのです。
CDの表面が虹色に見えるのも、これと同じ原理です。
ちなみに、直径0.2ミクロン程度の粒子が集合すると紫色の光が、
直径0.3ミクロン程度の粒子が集合すると、赤色の光が現れます。
その中間のサイズでは、他の色がそれぞれ現れます。
つまり、遊色効果の出方も粒子の大きさによって決まってくるのです。
この粒子の大きさがばらばらであったり、規則的に配列していなかったりすると、
遊色効果は見られません。
ほぼ同じ大きさの粒子が規則正しく配列したときにだけ、あの美しい虹色が見られます。
虹色のオパールが気になる方は、ぜひ店頭に身に来て下さいね❣