真珠のお話✨その1

投稿者: | 2023年6月5日

6月になりました❣

6月の誕生石は、『真珠』と『ムーンストーン』そして新誕生石の『アレキサンドライト』です。

 

ジュエリーは、日常生活において、絶対に必要なものではないかもしれません。

しかしそんなジュエリーの中で、唯一、必需品と呼べるのが、真珠―パールジュエリーです。

日本人として、冠婚葬祭において、パールジュエリーは礼儀上欠かせないジュエリーです。

だからこそ、良いものを選んで欲しいし、正しく身に着けていただきたいと思います。

 

そのためには、まず、「真珠」のことを良く知っていただきたい。

というわけで、今月は、「真珠のお話」です。

 

 

 

真珠は、最も古くからある宝石の1つです。

ほとんどの宝石が地中から採れ、研磨しなければ輝かないのに対して、真珠は採れたままの状態で美しいので、大変貴重な宝石として扱われてきました。

実は、長い間、真珠はどこからどうやって生まれてくるのか、謎につつまれていたのです。

古代の人々は、想像力を働かせて、色々な仮説を考えました。

 

昔の人が考えた「真珠のでき方」

 

その1.水辺に生息するカエルから分泌される成分が、固まって真珠になった。

→ ガマの油売りでしょうか? 美しくない仮説ですね…

 

その2.海の中のキラキラ成分(詳細は不明)が、長い年月で固まって真珠になった。

→ ちょっとそれっぽいですね…

 

その3.人魚の涙 → 美しいですが、明らかに嘘ですね…

 

その4.月夜の晩に、海水面に浮かび上がり、口を開いた貝の中に、月から雫が落ちる。

それが、貝の中でやがて真珠になる。 → 惜しい!!

 

 

やがて科学の進歩とともに、真珠の成因は明らかになりました。

貝の中には、貝殻をつくる「外套膜」という器官があります。

まず、何かの要因により、外套膜の一部が破れて、貝の体内に入り込みます。

体内の外套膜は、そこで成長して真珠袋と呼ばれる袋になります。

かつての外套膜は、この袋の中に貝殻の成分を分泌し、自分の仕事である貝殻をつくりはじめます。

つまり、「貝の体内に生成された貝殻」が真珠なのです。

 

少し、難しいですが、イメージとしては、人間における「胆石」のようなものです💦

 

 

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