ダイヤモンドのお話✨その1

投稿者: | 2023年4月3日

4月になりました❣

4月の誕生石は、宝石の王様『ダイヤモンド』と新誕生石の『モルガナイト』です。

 

 

ダイヤモンドの語源は、「侵されざるもの」、「比べるもののないくらい硬い」を意味する「アダマス」と言われています。

インド古代語のサンスクリット語では、ダイヤモンドのことを「抜折羅(ばさら)」と呼んでいました。

経典を中国語に訳すとき、「金剛石」とされ、そのまま日本に到来したと言われています。

 

ダイヤモンドの歴史は古く、

最高にして不滅の輝き。地球上で最も硬い宝石として、古代より価値あるものとして歴史に名を残しています。

 

紀元前3世紀には、「アルタシャストラ(利益の化学)」の中で、国の富として記述されていました。

ローマ時代には、自然科学者のプリニウスによって、

「地球上のすべての良きものの中で、最高の価値を与えることができるものは、ダイヤモンドである」と述べられています。

 

 

地球上で最も硬いダイヤモンドは、長い間磨くことができませんでした。

そのため、古代の人にとって、ダイヤモンドの魅力は、「美しさ」ではなく、「強さ」。

宝石の王様としても、「ルビー」や「エメラルド」の名前があがることがあっても、

「ダイヤモンド」の名があがることはありませんでした。

 

15世紀に、ベルギーの研磨師ベルケムがダイヤモンドの研磨方法を発見(ダイヤモンドでダイヤモンドを磨く)し、

美しい輝きを引き出すことができるようになりました。

そして、17世紀にブリリアント・カットが発明され、

ダイヤモンドは、現在のように名実ともに宝石の王座に君臨するようになったのです。

 

日本でも、ダイヤモンドの永遠性と不滅性、さらに輝きの美しさ、これらを結婚に託して、

エンゲージリングに使用する宝石として一般的になっているだけでなく、ジュエリーとしても最も需要の高い宝石になっています。

 

 

ダイヤモンドは古代にはインドでしか産出されず、その産出量はせいぜい年間1,000カラット台であったと推察されています。

その後、ブラジル、南アフリカ、オーストラリアとダイヤモンドが続々と産出されるようになり、現代では1億カラットの大台を超えるようになりました。

しかし、宝石用として使用できるのは、このうちの数パーセントでしかありません。

一般に1カラットの研磨石を得るためには250トンのブルーグランドを処理しなければならないと言われています。

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