ダイヤモンドの選び方💎その5

投稿者: | 2023年5月4日

「審美眼」では、「美しさ」、「色」、「欠点」、「サイズ」を判定します。

前回は「美しさ」でしたので、今回は「色」「欠点」「サイズ」についてです。

 

 

 

色の濃淡

 

「色の濃淡」は、色を表現するときに使用する「明度」のことです。これは、同じ色相の中で考えます。

つまり、ダイヤモンドであれば、一般的に黄色の濃淡で、

ピンクやブルーのカラーダイヤモンドであれば、それぞれピンク色と青色の濃淡で考えます。

もちろん、色が付くと光学的な現象は変わってきます。

ブリリアンシーは減少しますが、代わりに色という別の「美」が生まれます。

どの色の濃さに「美」を感じるのかは人によって個人差があると思いますが、

「出現率」や「需要」が変わってくるため、ダイヤモンドの価値に影響を与えます。

 

欠点

 

ここまでの2つの項目は、いずれも肉眼で見ての判断でした。

しかし、ぱっと見た目では分からなくても、耐久性に影響を及ぼすようなキズやインクルージョンある場合があります。

これらは、「欠点」となり、ダイヤモンドの価値に影響を与えます。

自然の創るダイヤモンドに完全無欠のものはありえません。

地球の奥深くで結晶する時に、様々な不純物が内包されます。

これは、そのダイヤモンドが結晶する環境や歴史を反映するもので、

「美しさ」や耐久性に影響を与えない限り、天然である証、そのダイヤモンドの個性といえます。

審美眼では、それぞれの内包物やキズを「個性」とするのか、

「欠点」とするのかを判定しなければなりません。

 

 

サイズ

 

「大きい」ということは、「美」を深めます。

サイズによって「美」は異なり、「美」の出し方も異なってきます。

3次元的な光学的現象を楽しむダイヤモンドでは、大きい方がはるかに秀でた資質を持っています。

ダイヤモンドは、大粒になるとエメラルドカットとペアーシェイプが多くなります。

2ct以上になると、ラウンドブリリアントカットは「ブリリアンシー」に偏ってきて、

バランスが悪くなり、エメラルドカットやペアーシェイプの輝きの方が、よりバランスが良く感じられるようになるからです。

また、最近では一般的なブリリアントカット(58面)だけでなく、もっと面数を増やしたダイヤモンドもあります。

面も多ければ輝くかというとそうではありません。

0.01ctでは、ブリリアントカット(58面)よりもシングルカット(18面)の方が強く輝きます。

カルティエやロレックスの腕時計のダイヤモンドは、全てシングルカットです。

ダイヤモンドの「美」を良く理解しているということですね。

このように各々のサイズによって、その輝きを引き出せる最適なカットは異なります。

 

以上のことを判定すると、ダイヤモンドの品質は、3つに分けられます。

「ジェムクォリティ」は資産性のある領域、ワインに例えるとヴィンテージです。

「ジュエリークォリティ」はジュエリーとして十分な品質。自信を持って身につけられるものです。

「アクセサリークォリティ」は、資産性という観点からみると価値はありません。

しかし、価格もリーズナブルになりますので、普段着感覚で楽しんでいただきたいもの、

ワインに例えると安いテーブルワインになります。

 

自分の予算と目的に合わせて、選択すると良いでしょう。

 

以上が、価値のあるダイヤモンドの見分け方・選び方です。

「鑑別眼」を持ったプロが鑑別したダイヤモンドの中から、

「審美眼」でダイヤモンドを3つのグレードに分類することによって、価値のあるダイヤモンドを選ぶことができます。

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です