アクアマリンのお話✨その4

投稿者: | 2023年3月27日

3月になりました❣

3月の誕生石は、『珊瑚』と『アクアマリン』です。

 

アクアマリンの産地

アクアマリンはスリランカ、パキスタン、アフガニスタン、インド、ナイジェリア、

タンザニア、モザンビーク、ナミビア、マダガスカル等、

世界の数多くのペグマタイト鉱山から安定した生産があります。

 

 

しかし、昔からブラジルが最も美しいアクアマリンの産地として知られてきました。

世界の博物館に展示したる巨大で美しい結晶は大半がブラジル産です。

約50年前にはサンタマリア鉱山等で、ブルーサファイアのような濃い色相のアクアマリンも産出されましたが、

現在では殆ど産出されていません。

その後、モザンビークで同様の色相のアクアマリンが産出されるようになり、この石は「サンタマリア・アフリカーナ」と呼ばれています。

 

 

加熱処理

緑色味の強いアクアマリンや黄色系のベリルに熱を加えることによって、美しい海水青色にする処理です。

ブラジル産は緑色がかっているため、大部分に加熱処理が施されています。

他の地域で産出されるアクアマリンには加熱処理の必要がないと言われています。

加熱処理後の色は安定であるため、処理することによる価値の変化は、

現在のところ問題にされておらず、判別も行われていません。

 

アクアマリンは、ダイヤモンド、ルビー、サファイア、エメラルドの4大宝石と比較して、

ずっと安価であるのにもかかわらず、品格のある宝石です。

 

エメラルドと同じベリルという鉱物でありながら、

キズやインクルージョン(内包物)が少なく、色のつき方が均一であることが特徴です。

できるだけキズやインクルージョンの少ない透明感の高いものを選ぶと良いでしょう。

 

また、色の薄いアクアマリンは、色の溜まる大きいサイズのものや、

エメラルドカットやペアーシェイプカット等のファンシーカットのもの大変美しくお薦めです。

さらに、アクアマリンは比重が軽いため、他の宝石と比較して、同じカラットでも大きく見えるという利点もあります。

 

大量のインクルージョンが内包されている低品質の原石は、

カボションカットにカットされることが多いのですが、このようなアクアマリンは半透明の優しい色合い示すことから、

「ミルキーアクア」と呼ばれ、アクセサリークォリティーではありますが、若い女性に人気があります。

 

 

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