アクアマリンのお話✨その3

投稿者: | 2023年3月20日

3月になりました❣

3月の誕生石は、『珊瑚』と『アクアマリン』です。

 

 

アクアマリン

アクアマリンの属する「ベリル」という鉱物は、ベリリウム(Be)とアルミニウム(Al)のケイ酸塩です。

 

ベリルは、不純物を含まなければ、無色透明になります。

そこに、微量の不純物が含まれることによって様々な色を呈します。

ちなみにアクアマリンには、微量の鉄(Fe)が含まれています。ベリルは、色によって異なる宝石名で呼ばれています。

 

 

有名なものは、緑色の「エメラルド」、海水青色の「アクアマリン」ですが、

この他にも、ピンク色の「モルガナイト」、黄緑色の「ヘリオドール」、

赤色の「ビックスバイト(レッドベリル)」、無色の「ゴッシェナイト」等があります。

 

ベリルは比較的ありふれた鉱物ですので、世界各国で産出されますが、

宝石としての美しさを備えたものはそのうちの10%ぐらいしかないと言われています。

また、産出する色相にも偏りがあり、大部分は黄色系になるようです。

従って、海水青色のアクアマリンの産出量はそれほど多くはありません。

 

このように、アクアマリンは、需要も希少性も、

ルビーやエメラルドほど高くはありませんが、その次に必ず名前の挙がる宝石です。

先頭に立って注目を浴びるリーダー格ではありませんが、知る人ぞ知る実力の持ち主といえます。

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