3月になりました❣
3月の誕生石は、『珊瑚』と『アクアマリン』です。
どちらも、なぜか「海」を連想させる宝石。何故なのでしょう?
3月は、旅立ち・お別れの季節。
昔の旅立ちといえば、船旅。だったからでしょうか。
アクアマリン
アクアマリンの語源は、ラテン語の「Aqua(水)」と「Marine(海)」です。
美しい海の色をしていることから名付けられました。
鉱物的には「ベリル」の一族で、エメラルドと同じ鉱物です。
同じ鉱物でありながら、エメラルドに比べて大きな結晶の産出が多く、内包物が少ないのが特徴です。
その透明感と海水のイメージが、人間の精神的な深い海を連想させることから、
未来を予測する石として人々に信じられてきました。
また、航海・海難防止の守護石でもあり、船旅や海で働く人々のお守りでもあります。
古くからアクアマリンは、「海の守護石」だったのです。
現代のように照明器具が発達しておらず、ロウソクやガス灯が使用されていた頃、
アクアマリンは夜の光の中で大変美しく輝きました。
そのため、パーティー好きな貴婦人たちに愛され、「宝石の夜の女王」として君臨していました。
勿論、今でも、夜になると人工照明の下で一段と美しく輝き、その魅力を発揮しますが、
この事実は意外と知られていないかもしれません。