ジュエリーマナーの時間です!
今月は12月の誕生石は、トルコ石・ラピスラズリそしてタンザナイトのお話です。
先週のトルコ石のお話の続きですが、ここで注意が必要です!
トルコ石は、大変「ニセモノ」の多い宝石です。
そして、その見分け方が大変難しい宝石です。
「ニセモノ」という言い方は、少し乱暴でしたが、
トルコ石のようだけどトルコ石ではないものに、どんなものがあるのかをご紹介したいと思います。
- 模造石
ただ外観が似ているだけの真っ赤な「ニセモノ」。その正体は、ガラスかプラスチックです。
夏になると良くアクセサリーショップで見かけるようになります。
- 類似石
ハウライトやマグネサイトといった天然石がトルコ石色に染められて販売されています。
パワーストーンのショップ等で見かけることがあります。
- 合成石
人間が作ったトルコ石ですが、厳密にいうと合成石(人間が作った宝石で天然石と全く同じ化学的・物理的特性を持つもの)ではありません。これは、トルコ石の粉を樹脂等で固めたもので、一般に「再生トルコ石」と呼ばれています。
その他に、「処理石」と呼ばれるものもあります。
これは、天然のトルコ石に研磨・カット以外の人工的な手を加えたものです。
具体的には、透明材の樹脂含浸処理、着色材の含浸処理、化学処理があります。
トルコ石には間違いないのですが、未処理のトルコ石と処理されたトルコ石とでは、
見た目が同じ美しさであっても、希少性が異なるので、当然価値も異なります。
さっとこんな感じです。沢山あるとおもいませんか?
さて、問題の見分け方ですが、トルコ石はルーペや顕微鏡で観察すると、
独特の表面構造が観察されます。処理の判断には、分析機器が必要な場合もあります。
では、どうすれば良いのか?
信用のできるお店の信頼できるジュエラーからお買い求め下さいね。
本物のトルコ石は、少し効果になりますが、やはり気品ある素晴らしい宝石です。
というわけで、ざっくりと今月の誕生石を紹介させていだきましたが、
いかがでしたでしょうか?
3人3様の個性があって、それぞれに魅力的ですよね。
是非、今月は、シーンに合わせて、この宝石たちを楽しんでください✨