ジュエリーマナーの時間です!
今月は12月の誕生石は、トルコ石・ラピスラズリそしてタンザナイトのお話です。
誕生石というのは、その月にその宝石を身に着けていると、守護されるというもの
クリスマスや忘年会、何かとパーティーの多いシーズンにかかわらず、
12月の誕生石って、なんか地味。
12月生まれの方は、なんか損した感じ。
とかいうことをよく耳にします。
でも、そんなことないのですよ!
というわけで今回は、12月の誕生石のお話です。
12月の誕生石といえば、トルコ石とラピスラズリ。
そして、去年2石のタンザナイトとジルコンが加わりました!
誕生石の概念は、アメリカで20世紀に入った頃に誕生し、
日本では、1956年から採用されていると言われています。
そこに、最近になって、加えられたのが「タンザナイト」と「ジルコン」です。
今回はこのタンザナイトのお話です。
タンザナイトの正式名は、ブルーゾイサイト。
その研究に貢献したオーストリアの自然科学者Baron von Zoisに因んで名付けられました。
ゾイサイトは、その昔、不透明のものしか知られていませんでした。
大部分は黒っぽい石で、中にピンク色の「チューライト」や、
緑色の「アニョライト」がありましたが、透明石ではないので、もっぱら彫刻等の材料だったようです。
ところが、1960年代後半になって、タンザニアで青色~紫色透明のゾイサイトの採掘が始まりました。
このブルーのゾイサイトを、「タンザニアの夜」という意味を込めて、
ティファニー社が「タンザナイト」と命名、1967年に全世界にプロモーションしました。
こうして、タンザナイトは一躍新宝石として宝石界にデビュー。
4大宝石が5千年の歴史を持つことを考えると、
タンザナイトは宝石の中では、まだまだ駆け出しの新人になります。
その名の通り、キリマンジャロの夕日の沈んだ後の夜空を思わせる、
紫がかった青色は、日本人にとっても、大変好ましい色のようです。
ティファニー社のプロモーションも手伝って、全世界的に大変人気の高い宝石です。
私の宝石の先生のお話ですが、先生がまだ20代の頃、
「あなたの生まれた年に発見された宝石なのよ。」
といって、タンザナイトを見せてもらいました。
そうです。先生は、1967年生まれなのです!
その頃、自分の生まれた年のワインを記念日に購入するのが流行っていました。
自分と同じ歴史を持つ宝石と知って、すぐに購入されたとの事です!
自分にごご縁のある宝石が持てる事は、素敵なことで羨ましかったことを思い出しました。
全国の1967年生まれの方、
まだお持ちでないのなら、是非タンザナイトを✨
1967年生まれでない方も、宝石界の新人を応援してあげて下さいね❣