トパーズのお話✨その1

投稿者: | 2022年11月7日

ジュエリーマナーの時間です!

 

今月は11月の誕生石、トパーズのお話です。

 

 

 

トパーズは、古代から、黄色の宝石の代表として、愛されて生きた宝石です。

 

実はトパーズには、無色、薄水色、ピンク色、オレンジ色、中には、赤色に近いものまで存在します。

また、鉱物的に大きく2つの種類に分類されます。

 

1つは、「OHタイプ」と呼ばれるもので、

古代から珍重されていた黄色~オレンジ色、ピンク色~赤色系のトパーズ。

 

もう1つは、「Fタイプ」と呼ばれる、無色~薄青色のトパーズです。

そちらも、硬度は「8」ですが、主成分の一部が異なるため、

屈折率や比重などの特性が異なります。

そして、最も異なるのは、希少性です。

 

「OHタイプ」は、大変希少性が高いのに対し、

「Fタイプ」は、比較的手に入りやすい宝石です。

 

今回は「Fタイプ」の説明を…

皆さんにも、心当たりがあると思います。

百貨店の1Fで販売されている、比較的安価なジュエリーには、

サイドストーンに、ダイヤモンドの代わりに「ホワイトトパーズ」が使用されているのを良く見かけます。

ダイヤモンドよりも安価で、ダイヤモンドに匹敵する輝きを持っているからです。

 

 

 

また、大粒でも比較的リーズナブルな「ブルートパーズ」もご存じではないでしょうか。

これも、「Fタイプ」で、一般的には、照射線処理によって、薄青色にしています。

もちろん、天然のブルートパーズもあるのですが、

今の鑑別技術では、両者を明確に区別することはできません。

個人的には、天然の色は、優しくて、上品な色に感じます。

「ロンドンブルー」と呼ばれる濃水色のものは、放射線処理と考えても間違いはないかとは思いますが…

 

しかし綺麗なブルーの色味に魅了されてしまう方も多いかと思います。

冬の誕生石のブルートパーズですが、その爽やかな色で、冬のお洋服とのコントラストを楽しみたいですね❣

 

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